ここだけの話

今から歌うことここだけの話にしておいてね

ぜんぶフィクション

眠れないのでなんか昔から思いついたときに作ってた短歌です。字数がほとんど31じゃないし切れ目もおかしいので短歌じゃないかもしれないです。

 

 


朝10時 飛び起きた部屋へ落ち葉舞う単位と共に落ちてひらひら

 


なくしたと思っていたイヤホンもずっとポッケにあったみたいだ

 


すぐなくす買ったばかりの靴下の片方がさみしそうごめんね

 


忘れたくない寂しくて人と会い飲んで帰った夜明けの匂い

 


私にもしギターの才能があったならきみを称える歌だけつくるよ

 


夢だからわすれていいよ目をつぶって、その感触さえも夢ですか

 


やうやうぬるくなりゆく風にすこしあかりて綻ぶきみの表情

 


ウイスキーなんて苦いだけだよでも君が誘ってくれるから

 


まちがってスマホに飛んだ水飛沫が赤青緑に瞬く驚き

 


いつかこの季節の変わり目の匂いも分からなくなるときがくるのか

 


今までで一番自由なはずなのに一番空しいのは何故だろう

 


学校帰り 裏道 路地の晩御飯 無性に泣きたくなる匂いがする

 


名付け辞典を買っていく人を見る その子に幸あれ、画数は大事よ

 


何気なくやった姓名判断で はからずも親の愛情を知る

 


変わらないものなんて嘘だよきっと必死に修繕してるだけなの

 


気兼ねする高いディナーよりきみとのサイゼの価値を私は知ってる

 


春服とミックスジュースを買いに行く なぜなら私は大丈夫なので

 


かなしくてないてばっかりいるけれどあしたになったらがんばれるから

 


知ってるのあなたが一番やさしいと大丈夫私が保証するから

 


弱ってるとき声が聞きたいなんてずるい いつでも電話に出てしまうじゃない

 


他人の家に入るとたまに思い出す顔も忘れた誰かん家の匂い

 


穏やかにしんどく、なおかつ軽やかな人のそばでは安心するので

 


どうやって世界を愛して過ごしても わたしはYUKIにはなれないのです

 


わたしが何も言う必要のないくらい すべてきのこ帝国が歌っていた