ここだけの話

今から歌うことここだけの話にしておいてね

屍を越えてゆけ

なんというか自分の足りなさを自覚した。
逃げてられない気がする。こういう、真正面から向かってくる、疑問を抱いて向かってくる高校生に対して、わたしは私の言葉で語るものを持って無さすぎる。
全然足りない。出来ないんです、自信が無いんです、とか言って、逃げてられない。上野千鶴子の式辞に感動する生徒がいる。そういう生徒にどう声をかけたら、もっとこの生徒は学びたいと思うのか。その芽を開いてあげるにはどうしたらいいのか。
本を薦めたらいいのか。なにをできるのか。足りない、本当足りない。長期休暇、もう1回ほしい。疲れを癒すだけで終わってしまった。でも多分今が1番、きっと暇なんだろうな。だから勉強するなら今なんだろうな。
私に対して逃げない、自分で考えられない自分から逃げないと決めてから、本当にいくら時間あっても足りない。ずっと考えているのに。でもそれでいいんじゃないの。それくらいやらないと本当に自分で考えられるようにはならない。人の言葉を借りずに。
先生たちが何故あんなに本を読んでいるのかわかった。こういう時に語る言葉を持っている先生になれないからだ。何とかして答えてあげたいと思ってるからだ。あと私にはアウトプットの練習が足りてないんじゃないか。いや両方足りないけど。アウトプット苦手な気がする。情報がごちゃごちゃしたまま置いてある。
はーー。あの先生が、東大の式辞を課題に出した意図。透けて見える先生の顔。あの人はすごい人だ。ここまで生徒が考えることを見越していたんだろうか。