ここだけの話

今から歌うことここだけの話にしておいてね

行きずりの人

最近のこと。インターンシップで高校に研修に行ってる。自分が思ってること考えてることを、いらないプライドや外面を気にするせいでうまく話せなくて悔しかった。私は話すのが下手だ。文章で一回全部書いてから話せたらいいのに。悔しくて、でもすごいなと思う先生はみんな研修や本で努力や勉強をしていることは知っているから、本を読もうと思った。勢いで、その日の終わり、本屋のバイト前に普段絶対買わないビジネス書を買った。アマゾンでもベストセラーになってる本を2冊。読んでみてうっすい内容だなと思った。勢いで買ったことちょっと後悔した。こういう実用書や新書に関しては、ちゃんと中身を見てから本を買おうって決意した。

 

いろんなことに追われている。学祭があって、部活があって、その練習があって、幹部がもうすぐ終わって、バイトが2つあって、ネットの仕事があって、学校の授業があって、地元の友達との集まりがあって、恋愛があって、大事な友達がいて、インターンシップで学校に研修に行って、教採の勉強しなくちゃで、自分磨きしなくちゃで、趣味の時間もほしい、舞台見に行きたい、なんかもう、時間が足りない。やりたいこととやらなきゃいけないこととやれる時間が足りてない。自分は何がしたいんだろー、嫌いなこととかやりたくないことをどんどん後回しにしてやるべきことができなくなっていく。考えたいこともたくさんあるし、後ろめたい気持ちがありながら毎日目の前のことをこなし続けるだけで精一杯。眠りたい。何もしない日がほしい。

 

大事な人とか大事なものにはちゃんと時間を使いたい。好きな人に好きなものに尊敬してる人にはちゃんと好きって伝えたい。なんでこんな文章書いてるかっていうと今夜勤が終わって非常に酔っているから。三日間くらいノンストップで動き続けてかなり疲れた。ラストスパートのこの夜勤が終わったので気持ちが切れた。疲れた。眠い。いい具合にお酒で身体も頬も気持ちもポカポカしている。同時にお酒のせいで自分の不甲斐なさとか、仕事の出来なさとか、今までうまく行かなかったこととか今うまく行っていないこととか全部フラッシュバックして死ぬほど苦しい。私は切り替えが早いし心身ともにタフだと自負してるからこんな気持ちになるのが今だけであることも知っている。

バイト帰りの道で先輩が同僚のうわさ話をしている、どんなにすごく仕事ができる人もみんな仕事が終わればただの人だ。強い気持ちで強い精神でまあいっかって思える人になりたい。適当なところは適当にして、ここぞっていうちゃんとしなきゃいけないところではちゃんとできる人になりたい。

そんなことより私は早く帰ってあったかい布団の中で眠りたい。できるならこの文章が、私が正気に戻るまで誰にも読まれないことを祈る。